地域産木材の活用
・地域産材を活用することは、地域経済と林業の活性化につながります。
・地産地消による地域貢献は、企業価値の向上になります。
・地元への近距離輸送により、運搬によるCO2の排出量を削減できます。
日本では古来より木と生活を共にし、木の文化と建築技術を独自に発展させてきました。
一方、近現代における経済社会は木の文化を断絶し、地球環境に大きな負担をかけ続けています。木と共にある世界を取り戻し、持続可能な社会へ。
そのために、木に新たな技術と発想を吹き込んだ「現代の木造」を創ります。
大成建設は、木と共にある伝統文化を継承し、木と共に生きる未来へとつないでいきます。
土砂災害や林業の衰退が問題となっている中で、森の適正管理による災害の抑制、木材の有効利用による林業の活性化が求められています。
建物の木造・木質化により木材利用を促進することで、木材の流通と経済の循環が生まれ、森の適正な管理や林業活性化につながります。
・地域産材を活用することは、地域経済と林業の活性化につながります。
・地産地消による地域貢献は、企業価値の向上になります。
・地元への近距離輸送により、運搬によるCO2の排出量を削減できます。
・木質空間は心理面・身体面へ良い影響があることが科学的に裏付けられています。
・あらゆる建物に木を使ったウエルネス空間を創っていきます。
・木造・木質化による建物価値向上により、高賃料が期待できます。
・木造は耐用年数を短く設定でき、減価償却を早め、税負担を軽減することができます。
・環境投資による低金利での資金調達(ESG投資等)が可能です。
・環境貢献企業としてのブランド化や職場環境の向上により、人材確保につながります。
・先導的な技術を導入したものや普及性の高い木材利用建築物に対する様々な事業支援制度があります。
事業名 | 補助上限 |
---|---|
JAS構造材実証支援事業 | ~3000万円 |
CLTを活用した先駆的な建築物の建設等支援事業 | 事業費総額3億円 |
都市における木材需要の拡大事業 | 補助上限3000万円 |
サステナブル建築物等先導事業(木造先導型) | 補助上限5億円 |
※他にも都道府県が主管の事業、用途別、ZEB化に関する補助事業があります。
大成建設は、持続可能な環境配慮型社会の実現に向けた「TAISEI Green Target 2050」を策定しました。
来たるべき脱炭素社会に向けて、2050年までに事業活動によるCO2排出量ゼロを目指します。
建物を木造・木質化することで、大気中のCO2削減に大きく貢献していきます。
・木材は材料製造や運搬の容易さから、RC造や鉄骨造に比べて建設時CO2排出量が少ない材料です。
・建物の軽量化により基礎構造・土工事を低減し、CO2の排出量を削減できます。
・木材の再利用により、さらにCO2排出量を削減することができます。
・木は成長に伴い、空気中のCO2を炭素として幹や枝に固定します。樹齢40年のスギ林1ha当たり8.8t/年のCO2を吸収します。
・木を伐採して木材とした後も、木材1m3当たり0.6tのCO2が貯蔵されています。木造・木質化により大気中へのCO2の排出を防ぐことができます。
・木造・木質化された建物を増やすことで、より多くの炭素の貯蔵につながります。
〈上記の換算値は林野庁および森林総合研究所のHPから算出〉
・熱伝導率の低い木材を構造体や、外装に使用することで断熱性能を向上させます。エネルギーロスを抑えることにより、運用時のCO2排出量を削減します。
・木造は解体が容易なため、解体時のCO2排出量がRC造や鉄骨造に比べ少なくなります。
・造作や家具などへのカスケード利用により、木の燃焼によるCO2 排出量を抑えることができます。
・伝統建築のように木を長く使い続けることで炭素を長期間留めることができます。
・建物解体時における造作材や家具などへのカスケード利用は炭素貯蔵の長期化にもつながります。