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2002.07 JRセントラルタワーズが、第43回BCS賞特別賞を受賞

JRセントラルタワーズは百貨店、ホテル、オフィス、レストラン街・多目的ホール、展望台、駐車場、地域冷暖房施設、駅施設からなる延べ面積約416,000m2、地下4階、地上53階建、最高高さ245mの大規模複合超高層建築で、21世紀にふさわしい名古屋の新しいランドマークです。
名古屋駅にはJR、私鉄、地下鉄、バス等の公共交通機関が集中し、1日あたりの乗降客は約110万人にのぼります。JRセントラルタワーズは、総合ターミナル機能と付加価値の高い優れた都市機能が融合した、駅施設上に積み重る「立体都市」をコンセプトに計画されました。
その規模と左右非対称ツインタワーという特異な形状により、名古屋のシティーゲートにふさわしいシンボル性を持ち、中部圏のランドマークとして、また国際都市名古屋の玄関としての機能と風格を保持しながら広く市民に受け入れられる存在となっています。

立体都市

名古屋の都市的な魅力を向上させるために、駅施設、百貨店、ホテル、オフィス、レストラン、多目的ホール、屋内ガーデン、展望台、駐車場、地域冷暖房施設等の都市機能を、限定された駅敷地の上に立体的に融合させる他に類例のない計画を実現しています。

スカイストリート

各々の施設が独立性を保ちつつ、明快でスムースな動線を確保するため地上15階に第2の地盤としてのスカイストリートという公共空間を配し、シャトルエレベータで接続しています。スカイストリートはホテル、オフィスのエントランスにアクセスする明るく開放感あふれる空中歩廊として多くの市民が訪れる名古屋の新名所となっています。

新たなシンボル性

外観デザインはホテル、オフィスが入る二つのタワーはその用途の違いからそれぞれ異なる形状を与え、非対称ツインタワーという独特な全体像をもちながら、それらがみる位置によって様々な表情を作りだし豊かな都市景観を創造しています。垂直性を強調したタワー部と水平性を強調した低層部の組合せによるダイナミックな外観に、繊細なディテールを施すことで都市的なコンテクストを考慮したデザインとなっています。さらに細部を造り込むことで巨大なボリュームを持ちながら周辺に圧迫感を与えないよう配慮しています。
ビル足下には駅前広場、ペディストリアンデッキなどを整備することで既存地下街、周辺市街との調和と共存をはかり、人々が集う賑わいのある広場空間として再生しています。

構造計画

東西に奔る地下鉄に力を加えず非対称タワーを支持するためのビッグガーダーとトラス階により中低層階を構成しています。タワー部はCFT柱によるフレームチューブ構造、アクティブ型の制振装置を採用し、安全性、快適性に配慮しています。

JRセントラルタワーズ
建築主 東海旅客鉄道株式会社
ジェイアールセントラルビル株式会社
所在地 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
用途地域 商業地域・防火地域・駐車場整備地区・名古屋駅都市景観整備地区
建物用途 駅施設・百貨店・ホテル・オフィス・展望台・レストラン街・多目的ホール・駐車場・地域冷暖房施設
階数 地上:53階/地下:4階/塔屋:3階
最高高さ 245m(オフィス棟ヘリポート)
敷地面積 82,191m2
建築面積 18,220m2(建蔽率:71%)
延床面積 416,565m2(容積率:597%)
構造 S造、SRC造/フレームチューブ+耐震間柱制振装置
主な外装 PC版フッ素樹脂塗装、PC版特注磁器質タイル打込み
電気設備 特別高圧77KV2回線、トランス送ガス風冷式
給水設備 高架水槽方式及び減圧弁方式の併用
衛生設備 セントラル方式、局所式
空調設備 各階空調機+アネモファン、分散型マルチ空調機+VAV、外調機+FCU
その他 ELV81基、エスカレーター100基、機械駐車:昇降横行二段式
設計監修 阪田誠造(株式会社坂倉建築研究所最高顧問)
デザインコンサルタント・アーキテクト Kohn Pedersen Fox Associates PC/A.Eugene Kohn
設計 JRセントラルタワーズ共同設計室
東海旅客鉄道株式会社
株式会社坂倉建築研究所
大成建設株式会社
施工者 JRセントラルタワーズ新設工事共同企業体(大成建設株式会社ほか10社)
代表:大成建設株式会社