本事業の施行者である岡山市は、今回公共施設と民間施設を官民共同で整備する手法として｢特定建築者制度｣を採用し、権利床と保留床が混在する新しい特定建築者制度による全国第一号の再開発事業｢リットシティビル｣が岡山駅西口に8月27日グランドオープンしました。

岡山のランドマークとなる新たな交流拠点を目指して

「“人(賑わい)・もの(環境・機能)・情報(交流拠点)”が融合した魅力ある街づくり」をテーマに、ガレリアを中心とした開放的で賑わいのあるパブリックスペースと、ランドマークとしての洗練されたデザイン、高機能で利用者にやさしい快適な環境、そして岡山市の情報発信基地としてふさわしい施設用途。これらが融合することで、周辺地域を含んだ魅力ある街づくりの実現を図りました。

施設要素は7つの用途と多彩なパブリックスペースです。建物は2棟構成とし、低層棟に放送局・博物館、高層棟 にはホテル・事務所・店舗・レセプションホール、地下に駐車場を配置。低層棟と高層棟の間には岡山駅とフォ ーラムシティビルを結ぶ半屋外通路の｢ガレリア｣、低層 棟の駅側にはアトリウム空間である｢光の広場｣を配置しました。各施設の機能に応じて異なるファサードを、形・ 素材・色彩の調和と穏やかな統一を図り一体の建築と してデザインする事により、ランドマーク性を高めました。