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2011.11 湘南辻堂に地域最大級ショッピングモール「テラスモール湘南」がオープン


段丘状のテラスが印象的な外観(撮影:三輪晃久写真研究所)

2011年11月11日11時、JR辻堂駅北口直結の敷地に「Terrace Mall(テラスモール)湘南」がオープンしました。東京ドーム3.6個分の敷地に日本・地域初進出店やシネマコンプレックスを含む、281店舗が集う地域最大級のショッピングモールです。


駅からのアプローチが可能なデッキ(撮影:三輪晃久写真研究所)
独立型の小割の施設で構成する「湘南ヴィレッジ」
白を基調にし、緑や自然素材を取り入れたモール

当敷地は、関東特殊製鋼工場跡地である約25万haの一角に位置しており、これまでの一般的な駅前開発とは違い、生活する場を意識した駅前の在り方を改めて考えて施設構成をまとめています。
辻堂駅の南側は、相模湾に向かって数分も歩けば戸建の住宅が展開する、ヒューマンスケールの街並みが連なっています。
それに対し北側は、大きく街区が区切られ、ゆったりとしたバスターミナルも整備され、その街並みのあらわれかた、スケールは南側とは異なったものとなっています。
計画ではこのことを踏まえ、駅から降り立つときの眼前に広がる設え、人々を受け入れていくスムーズな動線と視線を意識し、単純な箱型開発ではない、湘南の地形、風土を意識した「相模湾から北側の藤沢の丘陵地域に上っていく」段丘のような断面形状を広場側に向かって構成し、歩行者に対する
圧迫感を抑え、街のスケールになじむボリューム感を演出しています。
この段丘部分は施設のテナント構成の特性とも整合性を図りながら、集い、談笑し、食事をするといった人の動きそして賑わいのシーンを「見る、見られる」の関係がお互いに感じられる環境や雰囲気が演出できるよう計画しています。

一方、駅前広場から北側の神台公園へ抜けていく動線部分には湘南風の街並みをイメージした独立型の小割の施設で構成する「湘南ヴィレッジ」を配置しています。
太陽光発電や風力発電、氷蓄熱システム等も併せて計画し、施設全体でエコを意識し人にやさしく利用者に永く愛され続けてもらえるよう計画しています。
利用客が自分の家にいるのと同じようにくつろぎ、ここに新たなコミュニティが生まれ、本当の意味での「ライフスタイルセンター(米国西海岸で主流となっている商業スタイル)」となることを期待しています。

オープン初日は、真冬並みの寒さとあいにくの雨にも関わらず、開店前から1万2000人もの行列ができる大盛況となりました。
「湘南らしさ」を感じることのできる他にはない特色のある当施設、是非、みなさま足をお運びください。

テラスモール湘南
所在地 神奈川県藤沢市辻堂神台1丁目
建築主 特定目的会社湘南辻堂インベストメント
用途 ショッピングセンター、駐車場
構造 鉄骨造
規模 SC棟/ 地上:5階、塔屋:1階
駐車場棟/ 地上:6階、塔屋:1階
ヴィレッジ棟/ 地上:2階
最高高さ 31.95m
建築面積 41,395.64m2
延床面積 164,210.85m2
竣工 2011年11月(11月11日オープン)
設計・監理 大成建設株式会社一級建築士事務所
基本構想・監理技術コンサルタント 株式会社日建設計
環境設計 株式会社船場
施工 大成建設株式会社横浜支店