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NEWS2013

2013.10 「大手町タワー」が一次竣工


地下プラザ
地下ネットワークと大手町の森を結ぶ3層吹抜けの自然光があふれる大空間

OOTEMORI
働く女性をメインターゲットに飲食・物販・サービスを中心とした25店舗がオープン

大手町の森
豊かな緑は、ヒートアイランド現象の抑制にも貢献

日本のビジネス中枢、東京都千代田区大手町一丁目に「大手町タワー」が完成し、2013年9月26日に竣工式を執り行いました。
一部の工事を残して一次竣工としており、全体竣工は2014年4月予定です。

「大手町タワー」は、都市再生特別地区を適用した大型再開発プロジェクトで地下6階、地上38階建て、延べ床約20万m2の規模からなり、オフィスやホテル、商業施設が入った超高層複合ビルです。
計画地は地下鉄5路線の大手町駅に囲まれ、日本を代表するビジネス街「大手町」地区のゲートに位置しています。
「都市を再生しながら自然環境を再生する」という開発コンセプトを象徴する「大手町の森」の整備をはじめ、「地上と地下の歩行者ネットワークの改善」「国際交流拠点の構築」など、大手町・丸の内・有楽町地区の街づくりにおける先導的な地域貢献を積極的に展開しています。
オフィスには「みずほ銀行本店」が入居、高層部のホテルには、世界のエグゼクティブに高い評価を受けるラグジュアリーホテルブランド「アマンリゾーツ」が日本初進出します。
また、2013年10月2日には地下の商業ゾーン「OOTEMORI(オーテモリ)」が開業を迎え、オープン初日は多くのお客様で賑わいました。

敷地全体の約3分の1に当たる約3,600m2に200本以上の高木を配した「大手町の森」は、かつてその場所にあったであろう自然の森の再現を目指しました。
樹木や特殊緑化、生態系の専門家を招き、大手町における郷土性を追求し、大成建設の環境計画手法「エコロジカルプランニング」により、緑地の環境特性を解析し、飛来する鳥類の生息調査などを行い、営巣しやすい樹木を多種選定しました。
こうして綿密に計画された森は、本施工前に千葉県君津市に実証実験施設である「プレフォレスト」を設置し、3年かけて実際の生物の育成状況や適切な管理手法を確認した上で、現地への樹木の移植が行われました。
現在、既にトンボ、カエル、バッタなどが確認されており、森も日々進化を続けています。

ビジネス街の真ん中に出現した「本物の森」。
是非、みなさま、足をお運びください。

大手町タワー
所在地 東京都千代田区大手町一丁目5番5号
建築主 みずほ信託銀行株式会社
事業主体 東京建物株式会社
用途 事務所、ホテル、店舗、駐車場
構造 地下:鉄筋コンクリート造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)
地上:鉄骨造(超高強度CFT柱)
規模 地下:6階/地上:38階/塔屋:3階
高さ 約200m
敷地面積 11,037.84m2
延床面積 198,467.44m2
一次竣工 2013年8月(全体竣工 2014年4月予定)
設計 大成建設株式会社一級建築士事務所
デザインコンサルタント 外装:Kohn Pedersen Fox Associates
ランドスケープ:Michel Desvigne Paysagiste
照明:Lighting Planners Associates
商業環境:SIMPLICITY
工事監理 株式会社日本設計
施工 大成建設株式会社東京支店