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2015.11 「品川シーズンテラス」が都市公園コンクールで日本公園緑地協会会長賞を受賞


風抜ける頂部庇と縦基調の軽快な外観の「品川シーズンテラス」。
建物の眼前には3.5haもの緑が広がる

建物に近接した「イベント広場」は、利用者の多用なアクティビティを誘発。
イベント広場の先にある1.8haの「風の森」は、スポーツ・レクリエーションの場として利用。

イベント広場の木陰のテラスは、建物と広場の中間領域となり、イベント時は観客席空間となる。

水生植物や生物の診察ができる湿生花園

霧のアート「NAGI」。アーティストによる作品で日中数回、白いミストが森の中から現れる。

一般社団法人日本公園緑地協会が主催する「第31回都市公園コンクール」で、当社共同設計・施工作品の「品川シーズンテラス」が日本公園緑地協会会長賞を受賞しました。
当コンクールは、都市公園の設計、施工、材料・工法・施設、管理運営、企画・独創について広く募集を行い、表彰することにより、都市公園の設計、施工及び管理運営業務等の技術水準の向上および新たな時代の都市公園の創造に寄与することを目的とするものです。

都市環境を充実する新たなアーバン・エコインフラストラクチャーとしての緑地広場の創出

「品川シーズンテラス」は、芝浦水再生センター内で、地下に下水道処理施設を整備し、その上部に業務・商業ビルを建設する前例のない開発手法によって実現したプロジェクトです。
長大な敷地は立体都市計画により人工地盤として築造され、南端に建物を配置することにより、3.5haもの広大な緑地を創出しています。
都心へ涼風を導く風の森や芝生が広がる緑地空間は、地域間にまたがる住民コミュニティの新たな拠点となります。
新駅による将来の人の流れを促す都市のプロムナードを有し、東京タワーなどを見渡す、都内で他に類のない壮大なビスタを形成しています。
地域に豊かな生態系を育み、風を導き、物質を再生し循環させる、新たなエコロジカルなインフラストラクチャーへと成熟してききます。
品川地域における、人と自然と都市の関係性を再構築し、都市環境を充実する新たな公共空間の形成を目指しました。

品川シーズンテラス
事業主 NTT都市開発株式会社
大成建設株式会社
ヒューリック株式会社
東京都市開発株式会社
東京都下水道局
所在地 東京都港区港南1-2-70
用途 事務所、飲食店、物販店、集会場、駐車場、下水道施設
構造 地上:鉄骨造(柱CFT造)
地下:鉄筋コンクリート造(免震構造)
規模 地下1階、地上32階、塔屋1階
敷地面積 49,547.86m2
建築面積 9,128.39m2
延床面積 206,025.07m2
竣工 2015年2月
設計 株式会社NTTファシリティーズ
大成建設株式会社一級建築士事務所
NTT都市開発株式会社一級建築士事務所
日本水工設計株式会社
監理 株式会社NTTファシリティーズ
日本水工設計株式会社
施工 大成建設株式会社東京支店