設計って 枠 わくわく × 大成建設って 枠 ?

STEP01 建築設計
アーキテクト

中村 絵理子 ERIKO NAKAMURA(2017年入社)

中村 絵理子
中村 絵理子

Q1. 学生時代から入社までの経緯を教えてください。

施工者に近い立場で建築に関わりたい

もともと数学が好きで、得意科目が活かせる進路を探して建築学科を選びました。大学2年で集合住宅の課題に取り組んだ際、ティーチング・アシスタントとしてついてくれた先輩がとても面倒見のよい方でした。その方の指導を素直に受け止めて課題に向き合った結果、優秀作品に選ばれ、Gallery A4(ギャラリー エー クワッド)に展示していただく機会を得ました。その頃から、自分は建築の道に進むのだと少しずつ気持ちが固まっていったように思います。

就職活動ではまず、施工者に近い立場で仕事をしたいと思って志望先をゼネコンに絞りました。そのなかでも大成建設の自由な社風に魅力を感じ、入社を決めました。

Q.2-1 思い出に残る建築作品について教えてください。

南アルプスの山並みに調和するR形状屋根の工場

入社後は、生産・物流施設の建築設計を担当する部署に配属されました。このプロジェクトは南アルプスの美しい山並みを望む敷地に建つ、オーラルケア製品の工場の新築計画です。入社3年目から6年目にかけて携わった仕事で、わたしは建築設計の主担当者を務めました。

新人だからという甘えは許されず、お客様や施工現場の方々の多くが、設計担当者としてきちんと役割を果たしているかと厳しい目で見ていたように思います。言い換えれば、若手だから、まだ入社何年目だからということは関係なく、一人前の設計者として向き合っていただけました。おかげでわたし自身も強い責任感をもって携わることができました。当時40代だった上司は、とにかく温かく見守ってくれる方でしたので、「この上司がいてくれるから大丈夫だ」と、胸を借りるような気持ちで精一杯、力を尽くしました。

周辺が住宅地ということもあり、工場が圧迫感や冷たい印象を与えないよう、外観のカラーは清涼感のあるブルーグリーン系とし、アクセントにR形状を取り入れました。インテリアにも同じ曲線モチーフを用いて全体に統一感を持たせるなど、とことんこだわったことも印象に残っています。

この仕事では、とにかく「真心を込める」ことを意識し、それを伝え続けました。その結果、お客様とも気持ちが通じ合い、良いフィードバックをいただくことができました。入社3年目でこのような大きなプロジェクトに関わらせてもらえた大成建設の懐の深さと、上司の寛大さを感じた仕事でもあります。

竣工時には、家族を連れて見学に行きました。すると、エントランスのモニターに「中村さん御一行様」と表示されていて……思いがけない心配りに感激しました。施主である工場長と一緒に回ったのですが、この施設について工場長がまるで自分の家のように愛情をもって丁寧に説明されている様子を見て、厳しい環境のなか全員で力を合わせてやり遂げた日々を思い出しました。とても嬉しい気持ちになったことを覚えています。

Q.2-2 思い出に残る建築作品について教えてください

WORKS2

K地区再開発プロジェクト

大規模再開発に挑む、ツインタワーマンション計画

入社5年目に、住宅等の建築設計を担当する今の部署へ異動しました。これは現在進行中のプロジェクトで、東急目黒線沿線の駅前にある1.6haの敷地に建つツインタワーマンションの計画です。この大規模なプロジェクトで実務面のリーダーを任せてもらっており、とてもやりがいを感じています。

以前の部署で担当していた生産・物流施設は、着工から竣工までのスパンが短く、短距離走のような仕事でした。一方、現在担当している再開発事業は真反対で、まさに長距離走のような仕事です。法律や事業の仕組みがとにかく複雑で、関わる人の数も多いため、これまで以上に柔軟性が求められています。大変だと感じることもありますが、その反面、基本設計の段階で自分のデザインやこだわりをしっかり盛り込めるのが、長期プロジェクトならではの面白さでもあります。

このプロジェクトでは、事業者の方々を含め、関係者のみなさんがとても前向きにデザインを一緒に考えてくださいます。そんな素敵なメンバーに恵まれ、日々感謝しながら取り組んでいます。わたし自身もできることは何でもしようと、日頃から積極的に働きかけています。たとえば、デザイン的に拘りたい場所はあえて手描きのスケッチを加えたり、ちょっと色をつけて人肌感を出したりすることで、お客様が空間をより具体的にイメージできるように工夫をしています。プロジェクトを一緒につくり上げる人たちとの距離を少しずつ縮めながら、「このリーダーとなら面白いものがつくれそうだ」と思っていただける関係を築き、円滑に進めていきたいと考えています。

Q3. 設計業務以外の活動について教えてください。

AXIS誌の編集を通して設計本部の魅力を伝える

デザイン誌『AXIS』の2025年4月号増刊で、編集メンバーの一人として設計本部の魅力を伝えるお手伝いをしました。この号は「大成建設設計本部 あらゆる可能性に挑む」をテーマに、2025年9月に創設100周年を迎えた設計本部の特徴である、柔軟な発想や新しい価値を創造する活動を紹介したものです。

誌面は作品そのものではなく、人を中心に特集している点が特徴でした。大成建設の多様性を伝えるために、大きなプロジェクトを担当した設計者だけでなく、専門性の高い技術を持つ方に登場していただいたり、座談会を企画したりしました。世代を横断しながら、さまざまな立場のメンバーを取り上げることができたことも、この特集の魅力だったと思います。

この取り組みを通して、それまで社員の間で感覚的に共有されていた「個性を大事にし、自由に意見を言い合える環境を大切にしている」という大成建設の個性を、言葉として整理して伝えられたことは大きな成果でした。雑誌になったことで、外部の方にも、大成建設がどのような組織なのかをより具体的に知っていただけるようになったと思います。

わたし自身も、多くの先輩方にインタビューするなかで、設計者としてこれから進んでいくうえでの指針を得ることができました。とても貴重な経験になりました。

Q4. 働きやすさについて教えてください。

提案に耳を傾け、行動を後押ししてくれる

わたしの世代では、男女を意識して働きにくさを感じることは、正直あまりありません。とはいえ、少し前までは出産や子育てを機に退職する女性社員が多かったことも知っています。わたし自身も現在妊娠中で、もうしばらくしたら産休に入る予定ですが、安心して休めるのは、さまざまな方の努力によって段階的に働きやすい環境が整えられてきたからだと思います。わたしも後に続く社員のために、改善できる点があれば提案し、さらに働きやすい職場になればと思っています。

新人時代に、若手社員が企画する大きなイベントのリーダーになりました。そのとき、周りから「(リーダーを)やると思っていたよ」と言われてとても驚きました。わたしは場を仕切るのが得意な、わかりやすいリーダータイプではありませんが、その代わりに自分から提案をよくするタイプでした。そういった一人ひとり異なる強みを、周囲の方々はちゃんと見てくれているのです。

若手の提案にもきちんと耳を傾けてくれるし、手を挙げれば任せてもらえる。そうした働きやすさが、大成建設の大きな魅力だと思います。

Q5.あなたにとって大成建設設計本部ってどんな場所ですか?

大成建設っていろいろ

まず、本当にいろいろな人がいます(笑)
そして、それぞれの個性を互いに尊重しながら、あたたかく見守り、育ててくれる場所です。

dé TAISEI DESIGN 大成建設設計本部