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TRAINING PROGRAM / STUDENT SQUARE

鋼製建具工場見学

協力:三和シヤッター工業株式会社 太田ドア工場 足利工場

西崎 暢仁(建築)
2005年入社



現在、商業施設を主に設計している私にとっては、シャッターはなじみがある建材の一つであったため、とても良い勉強になりました。三和シヤッターはシャッターが創業であるにも関わらず、現在ではSDやEVなどの建築製品も取り扱っているそうです。

最初はその扉の製造過程を見学させて頂きました。最近は防犯や安全性が主流となっているせいで非常に丈夫な製品が多く世間では見受けられます。しかし、丈夫なだけでは機能性が悪くユニバーサルな製品とは言えません。
そのような中で、ドアの内部構造を分解して見ることが出来たのは貴重な経験でした。単純に私が驚いたのは、ドア一つに大変多くの部材が組み合わされてシンプルな造形に組み上がっている事です。LSDなどのドアは内部に最近では発砲ウレタン系の素材をいれたりして断熱性能がある上に軽いドアを作っています。そして、シンプルな形態のためなのか、部材が一枚の鉄板から折りたたんでいくことで小口の部材などを作っていることも驚きました。

見学の後、担当者の方との座談会でのドアのきれいな納まりなどの話は設計者にとって一番興味深かったと思います。チリをださない、つぶし枠やノンサッシュな見せ方などは何度もお話を伺いたいと思いました。

次にシャッターの工場を見学させて頂きました。防火、防煙、ガレージ用、オーバースライダーなどシャッターのもつスラットの特徴を生かした上手い製品だと改めて感心しました。何よりも「巻く」という建材は非常に合理的な気がしてなりません。しかも、ユニットを組み合わせて蛇腹を組むというある種のパターンを作り上げることはデザインからしても非常に面白いと思います。しかしながら、シャッターの歴史からしてみても、素材は進化してきても、それほど形態は進化していないような気もします。例えば、雑談で話題になったような下から上がってくるようなシャッターや角度がそれぞれ違うシャッターや天井などのルーバー代わりに使うようなシャッターなどまだまだ検討の余地はあると思います。今後のシャッターの進化に注目したいと思っています。