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WORKS 2002

オーベル千葉ステイト

用途:集合住宅
所在地:千葉県千葉市
延床面積:7,277.63m2
地上:15階 / 地下:1階

設計主旨

site
千葉駅から徒歩2分という立地性を有し、北に千葉駅前の商業地帯。南に千葉港沿岸部の住宅地帯が広がり、その境界部に位置しています。

program

  1. INTERNAL:都心居住として安全性と集約性を確保しつつ、居住者が都市と自然の両方を享受できるようにします。
  2. EXTERNAL:上述の境界部という特性を活かし、北側に対しては都市の顔を南側に対しては住まいの顔を作り出します。

strategy

  1. 公開空地:北側に駅前並木公園の延長として、ケヤキ並木の公開歩廊を、南側に近隣住戸とのバッファとして緑地、空地を確保します。
  2. 雁行壁:外部から内部へと連続する雁行壁は、その間隙にホ-ル、ロビー二つの坪庭(竹・紅葉)を織り込みながら、来訪者を通りの喧騒から静寂なエントランスホールへと緩やかに導きます。
  3. ペントハウス(1.5層住宅):駅前(北)からは、林立するシャフト群に載る頂部ウィングがランドマークを形成し、住宅地(南)からは、駅前ビル群を背景に重厚な居住空間としての存在感を醸し出します。
  4. 二つのテラス:南面には各住戸、港を望むテラスを、北面には駅前を見下ろす空中歩廊と共用テラスを配置します。
  5. ライティング(設備):外部では空中歩廊・シャフト群・雁行壁において、照度と照射面の色・素材を吟味することで夜の駅前を演出し、インテリアでは色温度の差異、光の反射/拡散を利用し、狭小空間に奥行感を与えます。
  6. 100年コンクリート(構造):躯体部に強度30N/mm2を満たす高強度コンクリートを使用することで、サスティナブルな居住環境を形成します。

担当

大成建設担当者
総括 山田達行
建築設計 古市理
構造設計 森田寛、中島徹
設備設計 澤田章、仁志出博一、川崎賢哉