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WORKS 2004

コクーン新都心

用途:ショッピングセンター、映画館
所在地:埼玉県さいたま市
延床面積:
(商業棟)34,099.47m2
(駐車場棟)21,897.93m2
地上:3階

建築設計主旨

さいたま新都心地区駅東側に位置する駅前大型商業施設計画。西側の官主体の開発に対し、商業施設を主体とした賑わいある街を目指す東側街区のリーディングプロジェクトとしてコクーン新都心は位置づけられています。
当施設は都心駅前の商業施設でありながら、低層でかつ緑豊かなゆとりのあるショッピングモールとなっています。建築形状は屋根と外壁を金属折板の同一素材で包みこみ、中央のオープンモール面からショップのファサードが見えるデザインとし、施設の呼称であるコクーン(繭)を連想させるものとしています。また、2階は屋根架構を吊構造にすることで30mスパンを実現させ、モールルートの形成に自由度を与えています。モールは中央の円形プラザを中心にアウトドアモールとインドアモールが融合しており、回遊が楽しくなる変化に富んだモール空間を実現しています。
当プロジェクトでは建築設計のみならず商環境デザインも併せて設計を担当。さいたま新都心の街並みを配慮しつつも、商業施設としての賑やかさも溢れるデザインを目指しました。

構造設計主旨

店舗棟は屋根から突出させた柱から、タイロッドによって屋根梁を吊る事により、S字状のインナーモールおよび自由な店舗レイアウトが可能な、約32~39mの無柱空間を作り出しています。また、大梁をR加工して柱に取り合わせる事により、壁と屋根を一体で包み込むデザインを可能としました。
シネマ棟はトラス梁とする事で映画館の大空間を構成しています。
駐車場棟はブレース構造を採用し、ローコストを実現しています。
店舗およびシネマ棟と駐車場棟とを結ぶ道路上の連絡通路はトラス梁としています。

設備設計主旨

本建物の契約電力は本来2000kwを越え、契約は特別高圧となるが、敷地を二分割し普通高圧二引き込みとして、設備スペースの省力化及びコストダウンを図っています。また、全12館あるシネマの館内機器は外部よりのノイズを嫌うため、各シネマ毎にノイズカット変圧器を設置しノイズ対策を行っています。
空調設備については、さまざまな熱源が検討されましたが、個別制御性、ランニングコストの観点からGHPマルチエアコンを採用しました。テナント計量のため課金按分機能付の集中コントローラーを設置しています。また、シネマについては屋上に設置したルーフトップエアコンで空調を行い、スペースの有効利用と空調騒音の低減を図っています。

担当

大成建設担当者
建築設計 吉田進、高島謙一、五月女寛、田中英輔
構造設計 井上哲士朗、虻川隆、本多和人
設備設計 神田憲治、梶山隆史
電気設計 神田憲治、吉永實