HOME > WORKS2004 > 東陽テクニカ テクノロジー インターフェース センター

WORKS 2004

東陽テクニカ テクノロジー インターフェース センター

用途:事務所
所在地:東京都中央区
延床面積:3,211.37m2
地下:1階/地上:9階

建築設計主旨

本建物は東京駅の八重洲口から外堀通りを北に見た突き当たりに位置しています。クライアントのハイテク企業としてのイメージを表現するガラス建築を、環境にも配慮しつつ実現することを目指しました。事務所ビルに適した環境、耐震等の技術を、立地条件との整合を重視しつつ評価した結果、ダブルスキンカーテンウォール、屋上緑化、太陽光発電、風力発電、光触媒、ハイブリッドブレースダンパー等を採用しました。
屋上緑化は日射抑制と断熱性の向上による省エネ効果に加え、利用者に憩いの場を提供すると共に、高木や壁面緑化によって外観上も緑を楽しんで頂けるように配慮しました。

構造設計主旨

ダブルスキンを採用した、透明性のある快適なオフィス空間を実現するため、オフィス空間の柱は、幅200というスリムな鉄骨柱を採用し、地震力は建物両端の構造コアに設置した鉄骨ブレースで負担させる構造計画としました。
さらに、建物高さと幅の比(アスペクト比)が4.5という、地震や風揺れに対して大変厳しいプロポーションであるため、ハイブリッドブレースダンパー(シェイプアップブレース+ダンパー)を採用し、耐震性のみならず居住性をも確保しています。

設備設計主旨

本建物には様々な省エネルギー関連技術を設置しています。

  1. 南外壁面のダブルスキンシステムに対して、スキン内上層部の温度上昇を低減するため、居室内全熱交換器の排気をスキン内に排出しています。
  2. 南側外壁の内約150m2に建材一体型の太陽光発電パネル(合計68枚)を設置し、総発電容量10kwの発電を行っています。
  3. 屋上に風力発電設備(発電容量:450w×2基)を設置し、屋上庭園の照明用電力として利用しています。

ダブルスキンカーテンウォール

南、西方向に大きく開けた敷地に建つ本建物は、日射による熱負荷が非常に大きくなる為、省エネ的な配慮が不可欠です。2枚のガラスの間に空気層を設け、夏は溜まった熱気を屋上から逃がすことで熱負荷を低減しています。一方、冬は温室のように熱を貯めて断熱効果を得ることができます。透明ガラス1枚のカーテンウォールと比較して、熱負荷を3割程度削減することが出来ます。
ガラスの間に設けたブラインドは太陽の角度に合わせて自動制御されており、建物の外観の透明感がその日の天候や時刻によって変化して、様々な表情を作り出しています。

担当

大成建設担当者
建築設計 久保勝彦、小早川規、新井健太、坂口香里
構造設計 小山実、河本慎一郎
設備設計 高木健
電気設計 出野昭彦、小泉真