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WORKS 2005

ラグーンスイートヴィラ アラマンダ

用途:リゾートホテル
所在地:沖縄県八重山郡
延床面積:11,409.45m2
地下:0~1階/地上:1~2階

建築設計主旨

沖縄のエメラルドグリーンの海に浮かぶ小浜島は、サトウキビ畑に囲まれた心休まる小さな島です。アラマンダと名づけられたこのリゾートは人工のラグーンを中心としたヴィラ形式のホテルとなっており、4タイプある客室にはそれぞれ、ラグーンや海を眺める事が出来るデイベッドを設けています。
他にもライブラリーラウンジを備えたレセプション、海へと広がるプールを眺めるレストラン、潮風を感じるエステもあり、リゾート内で一日のんびりと過ごす事が出来ます。開放感とプライベート感、素材のザックリとした質感と、高級感。相反するもののバランスに配慮し、お客様の五感を刺激する仕掛けづくりを意識しました。
日常から解き放され、心身共にリラックス出来る大人のためのラグジュアリーなリゾートとしてこれから多くの方に利用していただける事を望んでいます。

構造設計主旨

ヴィラ形式のホテル、レストラン、エステ等、建物の用途に応じて、適切に、鉄筋コンクリート造壁式構造、あるいは壁付ラーメン構造を採用しています。小浜島は、建物が常に海からの潮風を受ける環境にあるため、屋外に面するコンクリートはかぶり厚さを標準より大きく確保し、潮風にも耐えられる構造としています。

設備設計主旨

計画地が離島で東南アジアに近い環境であることから、台風や塩害に強く保守管理が容易な設備計画を目指しました。キュービクルなどの重要機器は極力屋内設置とし、屋外に設置する機器も沖縄重耐塩仕様とすることで、設備機器が周囲環境から受ける影響を最小限に抑えています。高度な専門知識がなくても日常の保守管理ができ、万が一機器交換が必要になった場合にも迅速に対応できるよう、沖縄本土で調達できる汎用品主体で機器選定を行っています。また建物内外ともデザインに調和した設備計画とすることで、オールスイートの高級リゾート感を演出しています。

担当

大成建設担当者
建築設計 増田裕康、大島友延、黒田基子、古川公昭、中野知之、今村衣井子
構造設計 宮原貴昭、中川路勇
設備設計 庄司朋子、山下盛久
電気設計 廣川純一、宮嶋禎朗、中村和久
FF&E 塚原香