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WORKS 2008

コンカード横浜

用途:事務所
所在地:神奈川県横浜市
延床面積:55,712.56m2
地下:1階/地上:20階

建築設計主旨

計画地は、ポートサイド地区の玄関口に位置しており、横浜駅から徒歩5分という恵まれた立地条件を持っています。地区計画、「街づくり協定」に定める「アート&デザインの街」にふさわしい街づくりへ適合させることにより容積認定を受け、100%の容積率割増により、高い事業性の確保を実現しています。
建築主より、ファンドへの売却を想定した商品性の高いテナントビルへの要求があり、基準階の奥行き約18m、間口約100mの大空間オフィススペースを確保しています。
共用部については、通り抜け可能な外構やアプローチ廻りの大屋根、吹抜空間のエントランスホール等が外構に置かれた彫刻と共に、「アート&デザインの街」に対して貢献しており、パブリック性・デザイン性の高い空間が実現されています。

構造設計主旨

当建物は、高い耐震性能確保を目的として制震構造を採用しています。板状の形状をしており、平面的に短辺と長辺の長さが大きく異なっているため、地震時の建物の揺れ方が方向によって異なります。このため、揺れ易い短辺方向には、高い剛性を確保できる制震ブレースを、長辺方向には建築プランに左右され難い制震間柱を制震部材として採用しています。制震ブレースおよび制震間柱は、低降伏点鋼材の優れた塑性変形能力で、地震エネルギーを効率的に吸収します。
また、地下の施工時に用いる山留め材を地下外壁と一体化することにより、仮設材を有効利用し、地下外壁構造体の合理化や基礎の耐震性能の向上を図っています。

設備設計主旨

室内は640グリッド天井に合わせた個別空調方式の採用により、室外機を各階バルコニー設置としたため、室外機の複数層設置による高圧カットが懸念されましたが、温熱シミュレーションにより問題が無いことを確認し、配置を決定しました。
外気はガス焚冷温水発生器+全熱交換機付外調機による中央方式とし、冬季の加湿量確保に配慮しました。また、各エリアの外気量は室内機と連動運転するCAVにより定風量に制御し、外調機での外気量は運転エリア合算によりファン台数及びインバータ制御行い、省エネを図りました。
照明はセンサー自動調光により、初期照度補正および昼光利用制御を行い、省エネを図りながら照度700ルクスを確保する計画としました。
事務所出入口には、非接触ICカードリーダーを採用し、防犯性の向上を図りました。
計画地は横浜ポートサイドのため、塩害地域に該当したため、電気関係諸室は屋外設置とせず、特高電気室(地下室内)及びサブ変電施設(20階)は屋内設置とし、機器の耐久性向上に配慮しました。

担当

担当
総合デザイン監修 (矢萩喜從郎建築計画)
矢萩喜從郎、増田忠史
設計 大成建設株式会社一級建築士事務所
設計協力
構造計画
(梅沢建築構造研究所)
梅沢良三、遠山元教
設計協力
照明計画
(岩井達弥光景デザイン)
岩井達弥、前田早恵
大成建設担当者
建築設計 伊勢季彦、花村明秀
構造設計 田中勉、新田隆雄、小林治男
設備設計 角田宜彦、八田良行、久保田宗人
電気設計 角田宜彦、小林徹也