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WORKS 2009

東京トヨペット文京店

用途:展示場、自動車修理工場
所在地:東京都文京区
延床面積:1,353m2
地上:2階

建築設計主旨

低層都市型ディーラーのモデル店舗
自動車ディーラー店舗としては都市型で狭隘敷地に立地している既存店舗の建替計画です。旧店舗は長く当地にて営業されており東京トヨペットの中でも中核店として位置づけられています。
建替の計画にあたり、歴史ある文教地域に近接する地域性に配慮しブランドアピールである定型サインの表現を限定的とし、固有の歴史的景観や風格になじみ地域に好感をもって受け入れられるデザインを目指しました。具体的には構成をかたどるフレームと構成内に表情を加えるルーバーが昼夜に表情をかえて単調になりがちなファサードにあじわいを醸し出すことを期待しています。またプランニングでは与件として与えられた主要機能を2フロアーに集約化し、近隣に配慮し高さボリュームを抑えた低層型店舗となっています。1階は自動車動線を優先しサービス工場(修理工場)とし、2階は展示車スペースとしています。
建物外周に植栽が施され、白山通り側の低層部はセットバックすることにより歩道側にゆとりの空間を創出することができました。

構造設計主旨

複雑な機能を支える構造モデルを実現
1階駐車場・整備工場、2階ショールーム・洗車場など、柱のレイアウトに影響を与える様々な諸室が配置された建物です。
2階洗車場では柱が配置できないため、約15m×16mの屋根スラブを格子梁により支持しています。
白山通側の大梁は、2階ガラスファザードのデザイン性・1階駐車スペース確保を考慮し、約23mのロングスパンとして計画しています。
鉛直荷重により決定されるロングスパン大梁により高い水平剛性を確保できるため、ブレースを配置しないラーメン構造として計画しています。
1階床にはストールなどの各種ピットがあり多くのスラブレベル差が生じるため、土間コンクリートを採用し同時に杭の経済性も考慮しています。

設備設計主旨

来客・店舗従事者等建物利用者にやさしい環境を目指して
自動車ディーラー店舗として修理工場と展示車スペースの機能を兼ね備えている建物に対して、各々の機能を活かしながら省エネ・ローコストを実現できるメリハリのある設備計画としました。
修理工場及びバックヤードは、作業する上で支障の無い照度を確保しローコスト器具を採用する計画としています。
展示車スペースは、直管型照明器具とダウンライトを併用する計画としましたが、直管型照明居具は省エネ型として更に明るさセンサーを設置することでダウンライトエリアとの斑を無くしつつ省エネを図る計画としています。
また、ファサードにはLED型照明器具を配置することで建築のフレームに表情を与える計画としています。
空調設備は、ガスヒートポンプ方式を採用し、ランニングコストを低減しました。また、展示スペース、受付等に全熱交換器を設置し、省エネを図りました。
修理工場には、必要箇所を暖房できるよう、赤外線パネルヒータを設け効率の良い空調としました。
衛生陶器は節水型とし、水の消費量の低減に努めました。

担当

大成建設担当者
建築設計 高島謙一、藤原稔
構造設計 小林祥一、板矢崇志
設備設計 武田良一、渡辺睦典
電気設計 武田良一、岡本隆、松浦尚彦