WORKS 2022

医療法人脳神経研究センター 新さっぽろ脳神経外科病院

CENTER OF NEUROLOGICAL SCIENCE Shin-Sapporo Neurosurgical Hospital

  • 正面外観

    正面外観:構造フレームの積層とコーポレートカラーが景観を彩り、ガラス張りの低層部がアクティブリンクと呼応する

  • 西側外観(夜景)

    西側外観(夜景):内部空間を浮き上がらせる照明計画で、雪国において人々を迎え入れる暖かな夜景

  • エントランスホール

    エントランスホール:象徴的な吹抜空間にシースルーエレベーターとガレリア階段が併設され、動線の結節点となる

  • 1階外来ホール

    1階外来ホール:シナプスとニューロン細胞を意図したインテリアデザインが人々を導く

  • ガレリア階段

    ガレリア階段:外部に跳ね出し、外観にも表れることでアクティブリンクからの動線を可視化

  • 手術室

    手術室:空間に対して45度角度を振った手術エリアを設け、患者搬送の迅速性に配慮した

  • 病棟スタッフステーション

    病棟スタッフステーション:やわらかに浮き上がるカウンターが病棟の拠り所として患者さんの安心感を醸成

  • 病室(4床室)

    病室(4床室):病院のコーポレートカラーを配した落ち着きのあるインテリア

  • リハビリルーム

    リハビリルーム:I街区に対して眺望を開くことで患者さんのリハビリ活動をナッジする

  • 職員ラウンジ

    職員ラウンジ:必要とされる階高の違いから生まれた段差を空間のアクティビティに活用

用途
病院
所在地
北海道札幌市厚別区
延床面積
12,425.85m2
階数
地上6階

建築設計コンセプト

雪国における急性期病院の在り方を探求した建築

札幌市厚別区の新さっぽろ駅前I街区再開発のメディカルゾーンに建つ135床の脳神経専門の急性期病院の移転建替計画です。
移転にあたり、施主からは以下の点を要望されました。
・医療機能の最適な連携と患者の利便性を考慮し、狭隘なフットプリントでありながらも1階で外来機能を集約すること
・車での来院と、駅から地区施設の空中歩廊アクティブリンクを歩いてくる来院、という異なるフロアからのアクセスを、1階に集約した外来にわかりやすく導くこと
これらの解決に加え、「直感的なウェイファインディング」「落着きと安らぎのある空間」「スタッフアメニティの充実」「地域への健康の啓蒙」を雪国に相応しいフォルムの建築で実現させました。

構造設計コンセプト

本建物は、フレキシビリティへの配慮から純ラーメン構造を採用し、構造スリットを適切に配置しました。外壁の構造スリットはデザインへの影響が極力小さくなるよう配慮しました。
また1階部分で一部1m程度の段差梁、中間鉄骨梁を設け、空間の有効利用を図る構造計画としました。
アクティブリンクへの接続用渡り廊下は、本体に近接する柱を本建物基礎から片持梁にて支持し、施工性、経済性に配慮しました。

設備設計コンセプト

エネルギーセンター方式(電力・冷水・温水)を提案し、エリア内の建物への供給一元化及びCEMS(コミュニティエネルギーマネジメントシステム)によるスマートコミュニティ形成によって、低炭素まちづくりを実現しました。停電時でもエネルギーセンターの冷温熱はほぼ100%の供給を継続可能であるため、AHU+FCU方式を採用し全体の9割以上をエネルギーセンターからの冷温熱で空調する計画とし、非常時においても地域の安全・安心な運営が可能な計画としました。
積雪寒冷地の為屋上に設置する設備機器(室外機・受変電設備等)は高基礎(H1000)とする事で積雪に配慮した計画としています。
利用者とスタッフ、搬出入業者等複数の利用者が入り混じる複雑な動線を建築計画含め明快なセキュリティ計画としました。
病室含め外部に面する諸室の照明の色温度を2700~3500Kとすることで建物としての統一感、雪国ならではの温かく人々を迎え入れる室内環境を実現しました。
アクティブリンクにより複数の建物が接続される今回の計画では、防災設備で街区内の他の建物との相互連絡体制を構築し、街区全体での避難安全計画を策定・実現しています。

担当

担当
設計 大成建設株式会社一級建築士事務所
大成建設担当者
建築設計 下手彰、佐々木直大、岩崎篤、岩崎みちる
構造設計 池間典一、鈴木太一郎
設備設計 龍英夫、川島尚子、伊藤里佳子
電気設計 龍英夫、相馬俊也
ランドスケープ 川崎泰之
ロゴデザイン 山﨑信宏、稲垣玲

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