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NEWS2018

2018.02 「日光山輪王寺千手堂」がウッドデザイン賞を受賞

日光山輪王寺千手堂

ウッドデザイン賞運営事務局(特定非営利活動法人 活木活木(いきいき)森ネットワーク、公益社団法人国土緑化推進機構、株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所)が主催する「ウッドデザイン賞」は、木の良さや価値を再発見させる製品や取組について、特に優れたものを消費者目線で評価し、表彰する新しい顕彰制度です。
我が国においては、戦後造成した人工林が本格的な利用期を迎えており、適正な森林整備を進めていくためには、国産材の積極的な利用を促進していくことが重要です。
当賞によって「木のある豊かな暮らし」が普及・発展し、日々の生活や社会が彩られ、木材利用が進むことを目的としています。
受賞者には、様々な広報・PRの場を提供するとともに、生産から消費に関わる人のマッチングを進めていきます。


板壁設置の様子

床下の様子

秘仏:船禅頂の際に公開
日光山輪王寺千手堂の復元(再建)にあたって

「日光山輪王寺千手堂」は、中禅寺湖の西岸に位置し、日光開山の勝道上人が中禅寺湖湖畔の霊場で千手観音様を感得された地に建つ御堂です。
戦後に建物は老朽化により朽ち果て、その礎石が残るのみでした。
失われてからも年中行事である船禅頂では多くの方々に参拝していただいており、2016年の日光開山1250年の節目の年に、記念行事として悲願である建物復元を行いました。
普段も湖畔を訪れる観光客の目的の一つになっています。

板壁及び床下の工夫について

中禅寺湖周辺の気候は、湖面からの風が強く、冬季は積雪も深くなりかなり厳しい自然環境です。
このような環境に合わせ、耐久性の良い桧材を使ったり、板壁は二重構造、床下は夏季には通気できるように格子戸に取り替えられるなど工夫を施しています。
木空間ならではの読経の響きなどの効果も見られます。

日光山輪王寺千手堂
建築主 宗教法人 日光山輪王寺
所在地 栃木県日光市日光2573-2
用途 寺院建築(千手観音堂)
構造 木造、鉄骨造(基壇部分)
規模 地上1階
建築面積 27.56m2
延床面積 18.06m2
工期 2016年1月~2016年11月
設計 大成建設株式会社一級建築士事務所
施工 大成建設株式会社関東支店