一般社団法人日本公園緑地協会が主催する「第30回都市公園コンクール」で、「大手町の森」が国土交通大臣賞を受賞しました。
当コンクールは、都市公園の設計、施工、材料・工法・施設、管理運営、企画・独創について広く募集を行い、特に優秀と認められた作品に国土交通大臣賞を贈呈し、表彰することにより、都市公園の設計、施工及び管理運営業務等の技術水準の向上および新たな時代の都市公園の創造に寄与することを目的とするものです。

一般社団法人日本緑地協会：
https://www.posa.or.jp/

都市空間に創出した自然の森

「大手町の森」は、日本随一のビジネス中枢である大手町一丁目において2013年9月に竣工した「大手町タワー」の敷地内に造られました。
「都市を再生しながら自然環境を再生する」という開発コンセプトのもとに、敷地全体の約3分の1に当たる約3,600m²に200本以上の高木を配し、野生を併せ持つ自然の森をパブリックスペースとして整備しました。
都市の中の森としてアメニティを創出し、ヒートアイランド現象を緩和するなど様々な価値を持ち、大手町地区の新しいかたちの公共空間です。
「大手町の森」は、本施工前に千葉県君津市に実証実験施設である「プレフォレスト」を設置し、3年かけて実際の生物の育成状況や適切な管理手法を確認した上で現地への樹木の移植が行われ、竣工後素早く充実した自然景観を形成するとともに、木々が枯れてしまうリスクを軽減したことなどが高く評価されました。