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NEWS2016

2016.12 「G.Itoya」がトリプル受賞


撮影:新建築社
撮影:エスエス

撮影:新建築社

撮影:新建築社

撮影:新建築社

当社設計・施工作品の「G.Itoya」が、「第26回AACA賞」と「第44回日本建築士会連合会賞奨励賞」を受賞し、「2016年度優秀建築選(100選)」に選出されました。

一般社団法人日本建築美術工芸協会(AACA)が主催する「AACA賞」は、景観・町並み・ランドスケープから建築空間やインテリアまでスケールを問わず建築・美術・工芸の力で人々に感動を与える美意識に支えられた環境や 空間を創り出した作品に与えられるものです。
また、当社設計・施工作品の「TSURUMIこどもホスピス」も奨励賞を受賞しました。

公益社団法人日本建築士会連合会が主催する「日本建築士会連合会賞」は、優れた建築作品の設計者として建築士会会員を表彰するものです。
優れた設計主旨によって地域と真実性に根ざした健実で心温まるような好ましい建築の姿を尊重し、先端技術に限らず低コストでの開発による有用性、更には伝統技術の再発見やその応用姿勢にも目を向け、多様な分野の中から最も優れた美しい建築を適切に配分して選出しています。

公益社団法人日本建築家協会(JIA)が主催する「優秀建築選(100選)」は、日本国内におけるその年度の優秀な建築作品を選定し、「JIA建築年鑑」に収録し、その活動と業績を広く社会に伝えることにより、文化としての建築の価値を拡める事を目的としています。
また当社共同設計・施工作品の「等々力陸上競技場メインスタンド」も選出されました。

FACADE からGALLERIA(みち)へ
半世紀の時を経て、親しまれてきた旧本店ステンレスビルの外観(FACADE)を、まちに開かれたみち(GALLERIA)として再構築しています。
間口の狭さを新たな価値と捉えて、表も裏もない、銀座のまちと直接つながるオープンな店舗としています。

文房具の枠を超えたプログラム
上層階にはカフェを設置。
旧本店ステンレスビルの窓から鮮やかな緑が見える野菜工場も併設。
下階には上質なビジネスラウンジを設け、その吹抜けとテラスは自然光を導きます。
地下には多目的な利用が可能なインスピレーションの湧くホールを用意しています。

可動壁と開き戸で銀座のまちに繋ぐ
中央通り側のエントランスに設けられたフルオープンが可能なW5m×H5mの大型の電動の可動壁、あづま道側のW1.4m×H4.3m×3枚の大型のガラス開き戸をとすることで、中央通りからあづま通りへ貫通する銀座のまちに開かれた「ガレリア(みち)」を構築しています。
可動壁は伊東屋によるディスプレイが可能なショーケースとしても機能します。

誰もが安心して利用できる建物
限られた敷地を有効するため外壁に構造・設備を集約。
建物高さ56mに対し、間口8mのスレンダーなビルですが、「心柱(通し壁柱)」と制装置「オイルダンパー」により、変形制御及び特定層への変形集中を防ぎ地震からビルを守ります。
災害時は電源や水、自然光や空気を供給できるビルとして安心を提供、さらに地下ホールは災害拠点としています。
通常時は自然採光、自然換気を取り入れた省エネビルとなっています。

本物の心地よさの提供
間口の狭い敷地形状を最大限に活かし心地良い空間とするため、2つの接道面は開口部を最大化し、開放的で自然光に満たされた空間としています。
中央通り側のダブルスクリーンでは、あづま通り側の自然換気框から外気を導入し、ダブルスクリーンの中空層を利用したドラフト効果を利用して自然換気を行うシステムを導入しています。

G.Itoya
建築主 株式会社伊東屋
所在地 東京都中央区銀座2-7-15
用途 物販店舗、飲食店
構造 鉄骨造(制振構造)
規模 地上:13階、塔屋:2階
建築面積 344.22m2
延床面積 4,195.46m2
竣工 2013年9月~2015年5月
設計 大成建設株式会社一級建築士事務所
施工 大成建設株式会社東京支店
詳細 WORKS:
https://www.taisei-design.jp/de/works/2015/gitoya.html
NEWS:
2016.10 「G.Itoya」と「TSURUMIこどもホスピス」が2016年度グッドデザイン賞受賞
https://www.taisei-design.jp/de/news/2016/10_01.html