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NEWS2017

2017.01 「TSURUMIこどもホスピス」がトリプル受賞

TSURUMIこどもホスピス

6つの家の間を道が抜ける構成
家は少しずつ角度も大きさも機能も異なり、隙間にも大小様々な溜まりの場や庭を設置。
道を歩くたびに様々な人や風景に遭遇し、新たな出会いや発見が生まれるよう計画。

普遍的な家型
病院でも福祉施設でも学校でもない「第2の家」。
訪れる子どもと家族、それを支える地域の人、あるいは世界中の人、すべての人が「家」と感じられる普遍的な家型を目指した。

やさしい木の空間
こどもに優しく、柔らかく、そっと包み込むような空気感を実現するために木の空間を採用。
外壁で耐火性能を確保し、内部には構造材としての木架構を現して使用。

当社設計・施工作品の「TSURUMIこどもホスピス」が、「第10回キッズデザイン賞 子どもたちを産み育てやすいデザイン 地域・社会部門 優秀賞(少子化対策担当大臣賞)」と「第26回AACA賞奨励賞」を受賞し、「2016年度優秀建築選(100選)」に選出されました。

キッズデザイン協議会が主催し、経済産業省・消費者庁が公園する「キッズデザイン賞」は、「子どもが安全に暮らす」「子どもが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」ための製品・空間・サービスで優れたものを選び、広く社会へ伝えることを目的としています。
子どもが使う製品はもちろん、大人・一般向けに開発されたものでも、子どもや子育てへの配慮があれば応募可能です。日用品から住宅、街づくり、ワークショップ、調査研究まで幅広い分野が対象となっています。

一般社団法人日本建築美術工芸協会(AACA)が主催する「AACA賞」は、景観・町並み・ランドスケープから建築空間やインテリアまでスケールを問わず建築・美術・工芸の力で人々に感動を与える美意識に支えられた環境や 空間を創り出した作品に与えられるものです。
当社設計・施工作品「TSURUMIこどもホスピス」が奨励賞を受賞しました。

公益社団法人日本建築家協会(JIA)が主催する「優秀建築選(100選)」は、日本国内におけるその年度の優秀な建築作品を選定し、「JIA建築年鑑」に収録し、その活動と業績を広く社会に伝えることにより、文化としての建築の価値を拡める事を目的としています。

2016年4月 大阪・鶴見緑地公園に誕生した、日本初の「コミュニティ型こどもホスピス」。
入院治療を終え在宅看護へ移行した難病の子どもと家族に対し、子どもには遊びや学びを通じ日々成長する喜びを、家族には日々の看護からの一時的休息を提供します。
公園立地を活かし、地域や社会から孤立しがちな子どもと家族の交流の場となり、地域に開かれ地域全体で子どもと家族を支える拠点を目指しています。
公的サービスでは対応しきれない多様なニーズに、医療・教育・保育の専門家を中心としたボランティアが主導し、企業や個人の寄付によって運営することで、「個別のサービス」を無料で提供する完全に民間の善意によって支えられるプロジェクトです。

TSURUMIこどもホスピス
建築主 一般社団法人こどものホスピスプロジェクト
所在地 大阪市大阪府鶴見区浜1-1-77
用途 児童福祉施設
構造 木造
規模 地上2階
建築面積 636.07m2
延床面積 979.11m2
工期 2015年3月~12月
設計 大成建設株式会社一級建築士事務所
家具デザイン 藤森泰司アトリエ
カーテン 安東陽子デザイン
照明計画 シリウスライティングオフィス
施工 大成建設株式会社関西支店
詳細 WORKS:
https://www.taisei-design.jp/de/works/2016/tsurumi.html
NEWS:
2016.10 「G.Itoya」と「TSURUMIこどもホスピス」が2016年度グッドデザイン賞受賞
https://www.taisei-design.jp/de/news/2016/10_01.html