一般社団法人日本建築協会が主催する「第66回青年技術者顕彰　設計・計画部門」において、当社設計本部鬼頭朋宏氏が選出されました。
当賞は、年齢満35歳以下の会員の中から建築に関し優れた業績を挙げた青年技術者を選考し、顕彰する制度です。

一般社団法人日本建築協会：
https://www.aaj.or.jp/

受賞者より（鬼頭朋宏）

「NARCHITECTURE　－本質的な価値のある建築をめざして－」

NARCHITECTURE（ネイキテクチャー） とは「NATURE」と「ARCHITECTURE」を掛け合わせて私が考案した造語です。
NATUREの語源には「自然、環境」といった意味の他に「本質的、本来あるべき姿」といった意味も含まれています。
私は建築（ARCHITECTURE）を単なる建物と捉えるのではなく、本質的な価値を含んだ環境・空間だと捉えておりその実現を目指しています。
18世紀ドイツを代表する作家ゲーテは「市民の要求をかなえる第二の自然こそが良い建築だ。」と記しています。
ここで言う自然とは、緑や生態系だけではなく、自然界を形成する原理そのものだと考えます。
人間が本質的に求める環境を建築に求めています。
ARCHITECTUREというスペルの中にはNATUREのスペルのうち「N」以外の全てが既に含まれています。
私は設計においてプロジェクトごとにおける独自のアイデアである「N」をそっと添えてあげることで、ARCHITECTUREをNARCHITECTUREへと昇華し、「本質的な価値のある建築」の創造を目指して日々取り組んでいます。

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