当社設計・当社施工作品の「大成建設グループ次世代技術研究所/幸手」が本格運用を開始しました。
本施設は、「人がいきいきとする環境を創造する」という大成建設グループの理念のもと、脱炭素社会および循環型社会・自然共生社会の実現に向けた革新的な技術や材料について、研究・実証から社会実装へと一貫して展開できる中核拠点です。
ここでは、材料開発、製造、施工実証を同一敷地内で完結できる環境を整え、脱炭素技術の検証スピードを高めます。また、地域に開かれた研究・実証拠点として、自治体や関係機関と連携し、インフラ施設の環境性能や耐久性の向上に資する技術提案などを行います。これらの取り組みを通じて、自然と調和した快適で安全な環境づくりを推進し、持続可能な建設・道路インフラを実現する技術・材料の早期社会実装を目指します。
大成建設株式会社オフィシャルサイト > 企業情報 > ニュース > 2025年度 > 日本初のゼロカーボンビル大成建設グループ次世代技術研究所「T-FIELD/SATTE」が本格運用を開始
特設サイト:次世代技術研究所/幸手
大成建設グループ次世代技術研究所/幸手
脱炭素イノベーションに挑む研究拠点
本施設では、主に大成ロテックの研究員が外構、舗装材に関する研究開発を行います。
ゼロカーボンビルを目指した施設の核となる「管理研究棟」や設備中枢となる「インフラステーション」の他、脱炭素・資源循環に貢献する「アスファルトの製造ラボ」や「コンクリートの製造ラボ」が配置されます。
さらに舗装材の耐久性や環境性能を実証するための「道路床版のラボ」や研究所内で開発された舗装材の実証実験を行う120mにおよぶ屋外施設である「道のテストフィールド」も備えています。
敷地内には円形に「見学者回廊」を設置し、研究所全体を一望できる動線として整備され、来訪者が施設の先端技術や環境配慮の取り組みを体感することができます。
「ショーパーキング」では、駐車場機能の他に舗装技術の展示空間としての役割を担っています。舗装材には脱炭素アスファルト舗装・半たわみ性補装など多様な新素材が敷設され、実際の使用環境下での性能を体感できる構成となっています。
ゼロカーボンビルをめざした管理研究棟
施設の核となる「管理研究棟」は、当社が開発した、当社が開発したゼロカーボンビルの評価指標である「T-ZCB ※1」を活用して、調達(建設資材製造・入手)、 施工、運用(建物の運用および修繕・解体)まで含めた建物のライフサイクル全体で発生するCO2収支をゼロにするゼロカーボンビルを目指した施設です。
4階建ての建物の上層2層を木造とし、CO2排出量をゼロまたはネガティブにする環境配慮コンクリート「T-eConcrete® ※2/Carbon-Recycle」や、解体建物から回収した鉄骨を再生した鋼材「T-ニアゼロスチール」を採用しています。
また、多様な資源やエネルギーを地域内で利活用し、資源の価値をさらに高めるサーキュラーエコノミーを実践しています。さらに、太陽光発電の活用により、建物の耐用年数である60年間の運用を通じて、ライフサイクルにおけるCO2排出量を101%削減する計画です。
※1:T-ZCB(Taisei Zero Carbon Building):建築物のライフサイクル全体(調達・施工・運用・修繕・解体)におけるCO2排出量と削減効果を可視化し、ゼロカーボン化を体系的に評価する大成建設独自のシステム。
https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2022/220909_8933.html
※2:T-eConcrete®:排気ガスや大気中のCO2とカルシウムを反応させて製造した炭酸カルシウムなどのカーボンリサイクル製品を使用したコンクリート。
https://www.taisei.co.jp/ss/tech/C0262.html
建物概要
- 建築主
- 大成建設株式会社、大成ロテック株式会社
- 所在地
- 埼玉県幸手市大字平須賀字外郷内前2480-13
- 用途
- 研究・実験施設
- 構造
- 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造
- 階数
- 地上4階、塔屋1階
- 敷地面積
- 11,009.19m2
- 建築面積
- 2,284.53m2
- 延床面積
- 3,867.05m2
- 工期
- 2023年9月 ~ 2025年10月
- 設計
- 大成建設株式会社一級建築士事務所
- 施工
- 大成建設株式会社関東支店
大成建設担当者

- 建築設計
- 渡邉智介

- 建築設計
- 古市理

- 建築設計
- 鬼頭朋宏

- 構造設計
- 御所園武

- 構造設計
- 中村咲瑛子

- 設備設計
- 光本皓平

- 電気設計
- 林幸広

- ランドスケープ
- 西島知明

- ランドスケープ
- 中村慶人

- ランドスケープ
- 山崎ひかり



