HOME > STUDENT SQUARE > YOUNG ARCHITECTS & ENGINNERS > 伊勢 季彦の場合

YOUNG ARCHITECTS & ENGINNERS / STUDENT SQUARE

SME

SCENE_1 コンペティション
2. 連日連夜の熱い議論

コンペはコアスタッフを中心にチームを構成してプロジェクトを進めていきました。このコアスタッフによるチーム設計というスタイルが総合建設会社*1の設計部の特徴の一つです。コアスタッフは各部署の専門家で構成されています。
  1. フレキシブルで使い易いオフィス
  2. 省エネ、自然環境に配慮した計画
  3. 周辺の環境に調和しながらも個性のあるファサード*2
上記の3点をポイントに計画を進めました。基準階のプランは、センターコアがいいのかダブルコアなのか、6層がいいのか7層なのか、 といったファクターを連日スタッフで検討し、アイデアを出し合って それをまとめては次のアイデアを出し合うということの繰り返しの中 で次第に案がソフィストケートされていきました。また外観デザインについては、ファサードは80m近い横長の建物なので、圧迫感を与えないよ うに格子状に分割し、番町のもつ和のイメージとしても格子をとらえ、 かつその格子が日射制御の機能も伏持つというアイデアでまとめました。

*1
総合建設会社:ゼネコンと言われている。受注した工事を専門工事業者や建材業者と下請契約をして、工事の段取りを行う役割を果たす。
*2
ファサード:建築物の正面あるいは外観。

当時のひとりごと(1999年4月8日)

「なかなかいいプロポーションのグリッド構成のファサードにまとまったぞ。これはいける!だけどここ何日か布団で寝てないな?」