YOUNG ARCHITECTS & ENGINNERS / STUDENT SQUARE

KEIO Project

SCENE_2 DEVELOPMENT

高層部分基準階を想像力が生み出される場としてクリエイティブキューブと名付けた。ここにはディスタンスラーニング室と教員用個室が配置されている。柱と梁で構成される通常のラーメン構造では、部屋の中に柱形が出てくるため、特に小さな部屋の教員個室では空間を有効に使うことができないと考えた。そこで構造設計を交え変更案を検討してみた結果、建物の中央のコア部分に集中して地震力を負担させると、建物の外周では鉛直方向の力のみを負担すればよく、均等に壁が配置されていれば柱が不要になることが分かった。そしてそれは、壁と窓をストライプ状にしたこの建物の立面とピッタリと合うものとなった。
更に天井をリブ付のスラブとし、天井を張らずに照明などの設備機器をリブと同じ形でつくり、リブ間に設置することで、高さ方向にも空間を最大限利用できるようにした。