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YOUNG ARCHITECTS & ENGINNERS / STUDENT SQUARE

one structural engineer

西本 信哉 の場合

SCENE_1 構造設計者を目指す原体験
2. 兵庫県南部地震

それは卒業・就職を間近に控えた1月の中旬に起こりました。修士論文の作成の合間をぬって出かけたスキー旅行から夜行バスで帰途につき、当時住んでいた京都市内の下宿に戻った早朝未明のことでした。疲れてベッドに入るや否や突然の轟音とともに、今まで経験したことのない強烈な揺れに襲われたのです。
1995年1月17日 午前5時46分。兵庫県南部地震です。
ベッドから転げ落ちそうになりながら、必死に揺れをやり過ごし、すぐにテレビをつけましたが、しばらくは何も放送されません。やがて速報等で情報が流れるようになり、どうも阪神方面での地震らしいとのこと。朝までベッドに入ったり、テレビから情報を得たりして時間を潰していましたが、その間にも地震の余震(余震といえども今にして思えばかなり大きい)が何度も発生し、地震の恐ろしさが体に刷り込まれたような感じでした。
そしてその後テレビから流れてくる目を疑うばかりの映像映像映像。。。「こんなことあり得ない、何か悪い夢ではないか。」というのが正直な感想でした。

倒壊した線路倒壊した線路
倒壊した建物倒壊した建物